緑橋店のGONZOです。
今回は刈り上げとツーブロックの違いについて語ろうも思います。
幼い頃からスポーツ刈りや角刈りで馴染み深い「刈り上げ」。今人気の「ツーブロック」や「フェード」も、実は刈り上げスタイルの一部なんです。
今回は、なかなか聞けない刈り上げの特徴からツーブロックやフェードとの違い、髪質や骨格別の似合う刈り上げ、よくあるQ&Aまで、刈り上げに関する疑問やお悩みを現役理容師が分かりやすく解説します。
刈り上げについて知りたい方や、刈り上げとツーブロック・フェードとの違いを理解したい方、自分に似合う刈り上げを知りたい方は最後までよく読み、役立ててくださいね。
刈り上げとは、バリカンやハサミなどを用い、グラデーションで髪の毛を短くしていくベーシックなスタイルのことをいいます。
男性は、男性ホルモンの影響により、耳の上やサイド、後ろの髪が伸びやすくなっています。そのため、刈り上げは髪が伸びやすい部分を短くサッパリさせられると昔から人気がありました。
刈り上げといえば「スポーツ刈り」や「角刈り」をイメージする方も多いのではないでしょうか?以前は刈り上げのベーシックスタイルであったこれらの髪型はあまり見かけなくなり、最近は「ソフトモヒカン」のような短くてさっぱりしたスタイルが新しい刈り上げのベーシックスタイルになってきています。さらに、刈り上げをオーダーする女性も増えているなど、時代と共に進化し続けてている髪型なのです。
刈り上げをツーブロックやフェードスタイルに加えたり、サイドや後ろだけを刈り上げたりするなど、お好みに応じて色々なパターンの刈り上げを選べるのも、刈り上げスタイルの魅力のひとつといえます。
ツーブロックとの違いは?
髪の上下の長さを揃えて自然な刈り上げを作る刈り上げスタイルに対し、ツーブロックは上の髪の毛と下の髪の毛に段差をつけ、中の部分の髪の毛をバリカンやハサミを用いてスッキリさせるスタイルです。ツーブロックで残す上の髪の長さやデザインは、お客様の希望や好みによって異なり、さまざまなアレンジが可能です。
どちらも下の部分を刈り上げているという意味では同じですが、髪に上下で段差ができる点が、刈り上げとツーブロックの違いです。
フェードとの違いは?
フェードスタイルは、髪の下部に0mmに近い長さのバリカンを入れ、上部にいくにしたがってグラデーションをかけながら刈り上げていく「究極の刈り上げ」といえるスタイルです。ただの刈り上げよりも、攻めた印象を与えます。
全体的に長さを揃えた刈り上げに対し、フェードは上下でグラデーションを作る点が違いとなります。
トライしやすい順番は、「刈り上げ」→「ツーブロック」→「フェード」といえるでしょう。
刈り上げ、ツーブロック、フェードのそれぞれのスタイルの特徴を分かりやすくまとめましたので、確認してくださいね。
刈り上げ
上下の髪の長さを揃えて自然に刈り上げる
ツーブロック
下部を短く上部を長くして、上と下の髪の毛に段差をつける
フェード
サイドを短く刈り上げ、上部にいくにつれ長く濃くなるグラデーションをつくる
刈り上げの高さと与える印象
刈り上げの印象を決めるポイントは、刈り上げの高さです。
高いほど爽やかでサッパリとしたイメージに、低いほどナチュラルで大人しいイメージに仕上がります。
どの高さがどういうイメージを与えるのか、表にまとめましたので参考にしてください。
高さ
印象
高め
爽やかでサッパリとした印象。
高さの目安:おでこの生え際の角のライン
中間
ちょうど中間のような印象。
高さの目安:「高め」と「低め」の中間あたり
低め
ナチュラルで大人しい印象。
高さの目安:耳の上のライン+1cm程度
「高め」の場合は、顔がはっきりと見えるため、サッパリとした印象を与えます。ただ、上の髪の毛もある程度短くする必要があるため、前髪を上げるにしても下ろすにしても奇抜な印象になりがちです。丸顔の方やお顔立ちのキツさが気になる方は、ツーブロックにするのもオススメです。
「低め」の場合は、大人しい印象を与えます。
「全体的な髪の毛は短くしたくないけれど、耳回りや襟足はスッキリさせたい」という場合は、もみあげや襟足だけを刈り上げることも可能ですので、施術者にご相談くださいね。
髪質に合った刈り上げの高さ
ここからは、髪質やお悩み別のオススメの刈り上げの高さについてみていきましょう。
剛毛のさなはなはなかかかかく方
今後伸ばす予定がないなら、メンテナンスやセットがラクな「高め」の刈り上げがオススメです。
ただし、今後伸ばしていきたいのであれば、低めに刈り上げてもOKです。
軟毛の方
「中間~低め」の刈り上げをオススメします。ハリやコシが少なく、ボリュームの出にくい軟毛の方が「高め」に刈り上げると、全体的なバランスが悪くなるためです。
ボリュームをしっかりと持たせたいなら、ツーブロックもオススメ。セットをするときは、ドライヤーでふんわりとした形や動きを作り、ボリュームを出すことを心がけてくださいね。
直毛の方
基本的にどれでもOKです。ただ「低め」に刈り上げると、切り立てはキレイにキマるので良いのですが、スタイルの持ちが悪いかもしれません。
直毛の方が「高め」に刈り上げると、ベースがソフトモヒカンのような形になります。もしソフトモヒカンのような形になるのがイヤであれば、「中間~低め」にして、サイドの髪をおさえると良いでしょう。
セットをラクにしたいのであれば、「高め」に刈り上げたり、ツーブロックにしたりするのもオススメです。ただし、髪の生えている方向によってはツーブロックが合わない方もいらっしゃるため、合う・合わないを判断するためにも一度施術者にご相談いただければと思います。
くせ毛の方
くせの強さやお悩みにもよりますが、基本的には何でも大丈夫です!膨らむのがイヤな方であれば、ツーブロックや「中間~高め」に刈り上げると良いでしょう。張り付くようなくせの方であれば、「低め」でも大丈夫です。
また、低めのツーブロックにして、上の髪のアレンジを楽しんでいただいても良いと思います。最近はくせを気にする方よりも、くせを生かしたい方が増加しています。くせを生かした色々なスタイルのご提案も可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
フロントの薄毛でお悩みの方
トップのボリュームにもよりますが、「高め」か「低め」のどちらかをオススメします。中途半端な長さの刈り上げにすると、途中の部分が厚く残ってしまい、フロント部分が薄く見えてしまうからです。
「高め」に刈り上げてサッパリさせて、前髪を短くしてMの部分を隠していく。または、「低め」に刈り上げて上の部分を伸ばし、前に髪の毛を流しながら隠すスタイルをオススメします。
最近、生え際に悩む中高年の男性に人気のスタイルが、クロップスタイルです。前髪を短くし、「高め」に刈り上げてトップを長めにするスタイルですが、新しくおでこのラインを作ることで、フロント部分の薄毛がカバーできます。くせ毛の方だとパッツン感がなくなり、ナチュラルで渋い大人の男性のイメージに仕上がるため、なお良しです。フロント部分の薄毛にお悩みミドル世代の男性の、注目のスタイルですよ。
トップの薄毛でお悩みの方
「高め」に刈り上げることをオススメします。高めにバリカンを入れることで、髪の多い部分も短くなり地肌が見えます。そうすることで、薄くなっているトップとの色味を合わせることができるからです。
トップの髪を短くしても、長くして七三分けにしても、全体的に色味を揃えることでトップの薄毛が目立たなくなりますよ。
骨格が張っている方
サイドの骨が出ている方は、骨の部分の下あたりまで刈り上げることをオススメします。
絶壁の方
「低め」の刈り上げをオススメします。上の部分は、刈り上げより少し長めに切ってボリュームを持たせるとバランスが良くなります。
「中間~低め」に刈り上げておき、上の髪の毛にパーマを当てたり、ツーブロックにしてかぶせて隠す。また、刈り上げをせず、耳が出る感じでクリッとさせるスタイルもオススメです。
続いて、刈り上げについてよくあるご質問にお答えします。
Q1. 刈り上げをキレイにキープするために、気を付けることはありますか?
髪質やカットにもよりますが、髪の毛はだいたい3~4週間で1cm程度伸びます。そのため、1ケ月に1回程度の頻度で散髪すると、カッコいい状態をキープできると思います。
お仕事など忙しくて行けない場合でも、2ケ月以内にはぜひカットしてくださいね。
最初から短く切っておくのもひとつの方法です。短い分、伸びると目立ちますが、持ちは良くなります。
「しばらく忙しいので散髪に行けそうにない」等、事前に散髪に行けないことが分かっている場合は、スタイリストにお伝えいただくと普段よりも短めにするなどの対応が可能ですので、ぜひご相談ください。
Q2. 昔っぽい刈り上げじゃなくて、今風の刈り上げにしたいです。どうオーダーすればいいですか?
オーダー時に「刈り上げ」とご依頼いただくと、施術者は「普通の刈り上げ=あまり攻めてはいけない」と考えます。
例えば、今のトレンドである「フェードスタイル」でもOKの場合は、「刈り上げで」ではなく、「フェードスタイルで」や「ちょっと攻めた感じの刈り上げで」などとお伝えいただくと、イメージに近い仕上がりにできると思います。
「刈り上げ」という言葉だけではイメージを共有することが難しいので、カウンセリングで話をしながらすり合わせていくことが大切です。
Q3.希望の刈り上げスタイルにしてもらうための、オーダーのコツはありますか?
一番分かりやすいのは、写真を持ってきていただくことです。例えば、インターネットやインスタグラムなどで「30代 オシャレ」といったキーワードで画像を検索し、そこから希望のスタイルを探してみると希望のスタイルに出会えるかもしれません。
お持ちいただいたイメージを見ながら「仕事的に大丈夫か」「髪質や骨格的にどうか」などカウンセリングを行うと、ご希望に近い状態にカットできると思います。
画像を見せるのが難しい場合は、口で「こんな感じ」と説明していただいても大丈夫です。GMには経験の長いスタイリストが多いので、お気軽にお伝えください。
Q4. 刈り上げにしようと思いますが、似合うスタイルを提案してもらえますか?
はい、大丈夫です。
ご希望のイメージをお伝えいただければ、髪質や頭の形、いつものセット方法などをお伺いした上で最適なスタイルをご提案させていただきます。
Q5. 刈り上げはセットが難しいですか?
スタイルや髪質により、異なります。
「セットが苦手」「朝は忙しいのでセットに時間をかけたくない」「いつもジェル(グリース、ワックス)を使っている」などお教えいただければ、お客様に合わせたセットのしやすい髪形をご提案させていただきます。
Q6.刈り上げがNGの人はいますか?
刈り上げは耳周りや後ろがスッキリとして清潔感があり爽やかさもあるので、どんな方にも愛されるスタイルです。
しかし、刈り上げの中でもツーブロックやフェードがNGの勤め先もあるので、髪型に厳しい会社や”固い職業”の場合は、どこまで大丈夫か事前に確認しておきましょう。また学生さんの場合は、校則でツーブロックが禁止されていることもよくあるので、注意してくださいね。学校の先生もNGの方が多くいます。
もみあげや襟足のセルフカット
「全体のカットはまだ必要ないけれど、もみあげや襟足だけはスッキリさせたい」。髪が伸びてくると、そう思うときがありますよね。それでは、自宅でセルフ(自分)で刈り上げることは可能なのでしょうか。
答えは、「もみあげはできるかもしれませんが、襟足は難しいでしょう」です。
僕たち理容師が刈り上げをするときは、バリカンだけではなく、ハサミや櫛を使います。そうすることで、キレイなグラデーションを作り、ラインを美しく揃えるのです。
ご自分で刈り上げる場合、もみあげならば刈り上げられるかもしれません。しかし、襟足は鏡を使っても全体をしっかりと見ることが難しかったり、手が回らないため利き手ではない側の髪の毛を対象に刈り上げたりすることは難しいと思います。
ただし、元々ツーブロックにしていた方であれば可能かもしれません。前回施術者が作ったラインが残っているため、髪が伸びた長い部分を括り、中の部分にバリカンを入れるとセルフで刈り上げることができるでしょう。
どうしてもご自身で刈り上げたい場合は、セルフカット方法などを説明している動画を参考にしてみると良いかもしれません。
ご自身で刈り上げて短くしすぎてしまったり、左右のバランスが崩れてしまったりと何か問題があった場合、プロの理容師や美容師であっても伸びるまでは何もできません。その観点から、僕たちはセルフでの刈り上げはあまりオススメはしていません。
髪の毛は、印象を大きく変える重要な要素のひとつです。
やっぱりカットはプロの方に任せるべきですね。
失敗ぎ大きくなるまえにDoENでのカットをオススメします。
以上刈り上げとツーブロックの違いでした。
緑橋店のGONZOです。
今回は刈り上げとツーブロックの違いについて語ろうも思います。
幼い頃からスポーツ刈りや角刈りで馴染み深い「刈り上げ」。今人気の「ツーブロック」や「フェード」も、実は刈り上げスタイルの一部なんです。
今回は、なかなか聞けない刈り上げの特徴からツーブロックやフェードとの違い、髪質や骨格別の似合う刈り上げ、よくあるQ&Aまで、刈り上げに関する疑問やお悩みを現役理容師が分かりやすく解説します。
刈り上げについて知りたい方や、刈り上げとツーブロック・フェードとの違いを理解したい方、自分に似合う刈り上げを知りたい方は最後までよく読み、役立ててくださいね。
刈り上げとは、バリカンやハサミなどを用い、グラデーションで髪の毛を短くしていくベーシックなスタイルのことをいいます。
男性は、男性ホルモンの影響により、耳の上やサイド、後ろの髪が伸びやすくなっています。そのため、刈り上げは髪が伸びやすい部分を短くサッパリさせられると昔から人気がありました。
刈り上げといえば「スポーツ刈り」や「角刈り」をイメージする方も多いのではないでしょうか?以前は刈り上げのベーシックスタイルであったこれらの髪型はあまり見かけなくなり、最近は「ソフトモヒカン」のような短くてさっぱりしたスタイルが新しい刈り上げのベーシックスタイルになってきています。さらに、刈り上げをオーダーする女性も増えているなど、時代と共に進化し続けてている髪型なのです。
刈り上げをツーブロックやフェードスタイルに加えたり、サイドや後ろだけを刈り上げたりするなど、お好みに応じて色々なパターンの刈り上げを選べるのも、刈り上げスタイルの魅力のひとつといえます。
ツーブロックとの違いは?
髪の上下の長さを揃えて自然な刈り上げを作る刈り上げスタイルに対し、ツーブロックは上の髪の毛と下の髪の毛に段差をつけ、中の部分の髪の毛をバリカンやハサミを用いてスッキリさせるスタイルです。ツーブロックで残す上の髪の長さやデザインは、お客様の希望や好みによって異なり、さまざまなアレンジが可能です。
どちらも下の部分を刈り上げているという意味では同じですが、髪に上下で段差ができる点が、刈り上げとツーブロックの違いです。
フェードとの違いは?
フェードスタイルは、髪の下部に0mmに近い長さのバリカンを入れ、上部にいくにしたがってグラデーションをかけながら刈り上げていく「究極の刈り上げ」といえるスタイルです。ただの刈り上げよりも、攻めた印象を与えます。
全体的に長さを揃えた刈り上げに対し、フェードは上下でグラデーションを作る点が違いとなります。
トライしやすい順番は、「刈り上げ」→「ツーブロック」→「フェード」といえるでしょう。
刈り上げ、ツーブロック、フェードのそれぞれのスタイルの特徴を分かりやすくまとめましたので、確認してくださいね。
刈り上げ
上下の髪の長さを揃えて自然に刈り上げる
ツーブロック
下部を短く上部を長くして、上と下の髪の毛に段差をつける
フェード
サイドを短く刈り上げ、上部にいくにつれ長く濃くなるグラデーションをつくる
刈り上げの高さと与える印象
刈り上げの印象を決めるポイントは、刈り上げの高さです。
高いほど爽やかでサッパリとしたイメージに、低いほどナチュラルで大人しいイメージに仕上がります。
どの高さがどういうイメージを与えるのか、表にまとめましたので参考にしてください。
高さ
印象
高め
爽やかでサッパリとした印象。
高さの目安:おでこの生え際の角のライン
中間
ちょうど中間のような印象。
高さの目安:「高め」と「低め」の中間あたり
低め
ナチュラルで大人しい印象。
高さの目安:耳の上のライン+1cm程度
「高め」の場合は、顔がはっきりと見えるため、サッパリとした印象を与えます。ただ、上の髪の毛もある程度短くする必要があるため、前髪を上げるにしても下ろすにしても奇抜な印象になりがちです。丸顔の方やお顔立ちのキツさが気になる方は、ツーブロックにするのもオススメです。
「低め」の場合は、大人しい印象を与えます。
「全体的な髪の毛は短くしたくないけれど、耳回りや襟足はスッキリさせたい」という場合は、もみあげや襟足だけを刈り上げることも可能ですので、施術者にご相談くださいね。
髪質に合った刈り上げの高さ
ここからは、髪質やお悩み別のオススメの刈り上げの高さについてみていきましょう。
剛毛のさなはなはなかかかかく方
今後伸ばす予定がないなら、メンテナンスやセットがラクな「高め」の刈り上げがオススメです。
ただし、今後伸ばしていきたいのであれば、低めに刈り上げてもOKです。
軟毛の方
「中間~低め」の刈り上げをオススメします。ハリやコシが少なく、ボリュームの出にくい軟毛の方が「高め」に刈り上げると、全体的なバランスが悪くなるためです。
ボリュームをしっかりと持たせたいなら、ツーブロックもオススメ。セットをするときは、ドライヤーでふんわりとした形や動きを作り、ボリュームを出すことを心がけてくださいね。
直毛の方
基本的にどれでもOKです。ただ「低め」に刈り上げると、切り立てはキレイにキマるので良いのですが、スタイルの持ちが悪いかもしれません。
直毛の方が「高め」に刈り上げると、ベースがソフトモヒカンのような形になります。もしソフトモヒカンのような形になるのがイヤであれば、「中間~低め」にして、サイドの髪をおさえると良いでしょう。
セットをラクにしたいのであれば、「高め」に刈り上げたり、ツーブロックにしたりするのもオススメです。ただし、髪の生えている方向によってはツーブロックが合わない方もいらっしゃるため、合う・合わないを判断するためにも一度施術者にご相談いただければと思います。
くせ毛の方
くせの強さやお悩みにもよりますが、基本的には何でも大丈夫です!膨らむのがイヤな方であれば、ツーブロックや「中間~高め」に刈り上げると良いでしょう。張り付くようなくせの方であれば、「低め」でも大丈夫です。
また、低めのツーブロックにして、上の髪のアレンジを楽しんでいただいても良いと思います。最近はくせを気にする方よりも、くせを生かしたい方が増加しています。くせを生かした色々なスタイルのご提案も可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
フロントの薄毛でお悩みの方
トップのボリュームにもよりますが、「高め」か「低め」のどちらかをオススメします。中途半端な長さの刈り上げにすると、途中の部分が厚く残ってしまい、フロント部分が薄く見えてしまうからです。
「高め」に刈り上げてサッパリさせて、前髪を短くしてMの部分を隠していく。または、「低め」に刈り上げて上の部分を伸ばし、前に髪の毛を流しながら隠すスタイルをオススメします。
最近、生え際に悩む中高年の男性に人気のスタイルが、クロップスタイルです。前髪を短くし、「高め」に刈り上げてトップを長めにするスタイルですが、新しくおでこのラインを作ることで、フロント部分の薄毛がカバーできます。くせ毛の方だとパッツン感がなくなり、ナチュラルで渋い大人の男性のイメージに仕上がるため、なお良しです。フロント部分の薄毛にお悩みミドル世代の男性の、注目のスタイルですよ。
トップの薄毛でお悩みの方
「高め」に刈り上げることをオススメします。高めにバリカンを入れることで、髪の多い部分も短くなり地肌が見えます。そうすることで、薄くなっているトップとの色味を合わせることができるからです。
トップの髪を短くしても、長くして七三分けにしても、全体的に色味を揃えることでトップの薄毛が目立たなくなりますよ。
骨格が張っている方
サイドの骨が出ている方は、骨の部分の下あたりまで刈り上げることをオススメします。
絶壁の方
「低め」の刈り上げをオススメします。上の部分は、刈り上げより少し長めに切ってボリュームを持たせるとバランスが良くなります。
「中間~低め」に刈り上げておき、上の髪の毛にパーマを当てたり、ツーブロックにしてかぶせて隠す。また、刈り上げをせず、耳が出る感じでクリッとさせるスタイルもオススメです。
続いて、刈り上げについてよくあるご質問にお答えします。
Q1. 刈り上げをキレイにキープするために、気を付けることはありますか?
髪質やカットにもよりますが、髪の毛はだいたい3~4週間で1cm程度伸びます。そのため、1ケ月に1回程度の頻度で散髪すると、カッコいい状態をキープできると思います。
お仕事など忙しくて行けない場合でも、2ケ月以内にはぜひカットしてくださいね。
最初から短く切っておくのもひとつの方法です。短い分、伸びると目立ちますが、持ちは良くなります。
「しばらく忙しいので散髪に行けそうにない」等、事前に散髪に行けないことが分かっている場合は、スタイリストにお伝えいただくと普段よりも短めにするなどの対応が可能ですので、ぜひご相談ください。
Q2. 昔っぽい刈り上げじゃなくて、今風の刈り上げにしたいです。どうオーダーすればいいですか?
オーダー時に「刈り上げ」とご依頼いただくと、施術者は「普通の刈り上げ=あまり攻めてはいけない」と考えます。
例えば、今のトレンドである「フェードスタイル」でもOKの場合は、「刈り上げで」ではなく、「フェードスタイルで」や「ちょっと攻めた感じの刈り上げで」などとお伝えいただくと、イメージに近い仕上がりにできると思います。
「刈り上げ」という言葉だけではイメージを共有することが難しいので、カウンセリングで話をしながらすり合わせていくことが大切です。
Q3.希望の刈り上げスタイルにしてもらうための、オーダーのコツはありますか?
一番分かりやすいのは、写真を持ってきていただくことです。例えば、インターネットやインスタグラムなどで「30代 オシャレ」といったキーワードで画像を検索し、そこから希望のスタイルを探してみると希望のスタイルに出会えるかもしれません。
お持ちいただいたイメージを見ながら「仕事的に大丈夫か」「髪質や骨格的にどうか」などカウンセリングを行うと、ご希望に近い状態にカットできると思います。
画像を見せるのが難しい場合は、口で「こんな感じ」と説明していただいても大丈夫です。GMには経験の長いスタイリストが多いので、お気軽にお伝えください。
Q4. 刈り上げにしようと思いますが、似合うスタイルを提案してもらえますか?
はい、大丈夫です。
ご希望のイメージをお伝えいただければ、髪質や頭の形、いつものセット方法などをお伺いした上で最適なスタイルをご提案させていただきます。
Q5. 刈り上げはセットが難しいですか?
スタイルや髪質により、異なります。
「セットが苦手」「朝は忙しいのでセットに時間をかけたくない」「いつもジェル(グリース、ワックス)を使っている」などお教えいただければ、お客様に合わせたセットのしやすい髪形をご提案させていただきます。
Q6.刈り上げがNGの人はいますか?
刈り上げは耳周りや後ろがスッキリとして清潔感があり爽やかさもあるので、どんな方にも愛されるスタイルです。
しかし、刈り上げの中でもツーブロックやフェードがNGの勤め先もあるので、髪型に厳しい会社や”固い職業”の場合は、どこまで大丈夫か事前に確認しておきましょう。また学生さんの場合は、校則でツーブロックが禁止されていることもよくあるので、注意してくださいね。学校の先生もNGの方が多くいます。
もみあげや襟足のセルフカット
「全体のカットはまだ必要ないけれど、もみあげや襟足だけはスッキリさせたい」。髪が伸びてくると、そう思うときがありますよね。それでは、自宅でセルフ(自分)で刈り上げることは可能なのでしょうか。
答えは、「もみあげはできるかもしれませんが、襟足は難しいでしょう」です。
僕たち理容師が刈り上げをするときは、バリカンだけではなく、ハサミや櫛を使います。そうすることで、キレイなグラデーションを作り、ラインを美しく揃えるのです。
ご自分で刈り上げる場合、もみあげならば刈り上げられるかもしれません。しかし、襟足は鏡を使っても全体をしっかりと見ることが難しかったり、手が回らないため利き手ではない側の髪の毛を対象に刈り上げたりすることは難しいと思います。
ただし、元々ツーブロックにしていた方であれば可能かもしれません。前回施術者が作ったラインが残っているため、髪が伸びた長い部分を括り、中の部分にバリカンを入れるとセルフで刈り上げることができるでしょう。
どうしてもご自身で刈り上げたい場合は、セルフカット方法などを説明している動画を参考にしてみると良いかもしれません。
ご自身で刈り上げて短くしすぎてしまったり、左右のバランスが崩れてしまったりと何か問題があった場合、プロの理容師や美容師であっても伸びるまでは何もできません。その観点から、僕たちはセルフでの刈り上げはあまりオススメはしていません。
髪の毛は、印象を大きく変える重要な要素のひとつです。
やっぱりカットはプロの方に任せるべきですね。
失敗ぎ大きくなるまえにDoENでのカットをオススメします。
以上刈り上げとツーブロックの違いでした。